緊急時の電話番号をまとめてみました。
どれだけ知ってますか?
最近、駅前を通ているとおじいさんがうずくまっていました。
若い人が近くを通っていてすぐ119番に電話してくれていました。
私は、若い人のように119番に電話できるかな?電話したとしてきちんと情報を伝えられるか不安になりました。
調べていると緊急電話番号ってたくさんあるんですね。
保存していつでも見返せるようにしておいてくださいね。
緊急時の対応も書いているので、併せて読んでみてください。
110
警察機関への緊急通報。事故、事件
110番 - 警察
110番は警察への緊急通報用の電話番号で、以下のような特徴があります:
目的:
・緊急の事件や事故を警察に通報するためのダイヤルです
警察官やパトカーを直ちに現場に急行させるためのシステムです
通報すべき状況:
事件(犯罪)に遭遇したとき
交通事故を目撃したとき
人命に関わる緊急事態が発生したとき
通報時に伝えるべき情報:
何が起きたか
いつ起きたか(通報の何分前か)
場所(住所や目標となる建物など)
被害や目撃の状況、けが人の有無
犯人に関する情報(性別、人数、年齢、服装、逃走方向など)
注意点:
緊急性のない相談や問い合わせには使用しないでください
そのような場合は#9110(警察相談ダイヤル)や各警察署を利用してください
110番映像通報システム:
スマートフォンを使用して現場の映像や画像をリアルタイムで警察に送信できるシステムもあります
110番の日:
1月10日は「110番の日」として、適正利用の広報活動が行われています
110番は緊急時の重要な通報手段です。適切に利用することで、警察の迅速な対応が可能となり、事件・事故の早期解決や被害の拡大防止につながります。
119
消防機関への緊急通報。火事・救急
119番 - 消防・救急
火事や救急の際に使用する緊急ダイヤルです。災害救急情報センターに繋がり、火災の通報や救急車の要請ができます
火災、救急、救助のいずれかを明確に伝えます
発生場所
住所や目標となる建物、交差点名など、できるだけ詳細な場所情報を伝えます
火災の場合:何が燃えているか、負傷者や逃げ遅れた人がいるかなど
救急の場合:傷病者の年齢、性別、症状など
通報者の情報
自分の名前と連絡先(電話番号)を伝えます
- 通報の何分前に事態が発生したか
- 犯罪の場合:犯人の性別、人数、年齢、服装、逃走方向など
- 携帯電話からの通報の場合、その電話番号を覚えておく
- 落ち着いて、ゆっくり正確にはっきりと話すことが大切です
- 指令員の質問に対して、分かる範囲で答えてください
- 場所が分からない場合は、近くの目立つ建物や交差点名などを伝えてください
これらの情報を適切に伝えることで、消防や救急隊が迅速かつ的確に対応できるようになります。緊急時こそ冷静さを保ち、正確な情報提供を心がけましょう。
118
海上保安機関への緊急通報。海上での事件、事故
118番 - 海上保安庁
118番は、日本における海上での事件・事故の緊急通報用電話番号です。以下に詳細を説明します。
概要
- 2000年5月1日から運用開始
- 海上保安庁への緊急通報用の3桁番号
- キャッチコピー:「海の「もしも」は118番」
通報内容
以下のような場合に通報します:
- 海難人身事故の遭遇または目撃
- 油の排出等の発見
- 不審船の発見
- 密航・密輸事犯等の情報
接続先
- 船舶電話からは海上保安庁運用司令センター
- その他の電話(一般加入電話、公衆電話、携帯電話、PHS)からは全国11ヵ所の各管区海上保安本部
特徴
- 24時間365日対応
- GPS機能付き携帯電話からの通報で位置情報が自動送付(2007年4月1日から)
- 聴覚や発話に障がいがある方向けに「NET118」というサービスも提供
注意点
- 有効通報の割合が約1%と低く、間違い電話やいたずら電話が多い
- 悪質な場合は逆探知し、厳正に対処
118番の日
海上保安庁は2011年より、1月18日を「118番の日」として制定し、周知活動を行っています。118番は、海上における緊急事態に対応するための重要な通報手段です。海上での事件・事故に遭遇した際は、迷わず118番に通報することが大切です。
171
災害時に通話ログを残す災害用伝言ダイヤル
171番 - 災害用伝言ダイヤル
大規模災害時に開設される特別な電話サービスです。被災地の人々が安否情報を録音し、離れた場所の家族や知人がそれを聞くことができます
概要
災害用伝言ダイヤル(171)は、地震、噴火などの災害発生時に、被災地への通信が増加してつながりにくくなった場合に提供される「声の伝言板」サービスです
。NTTが提供し、各通信事業者の協力により運営されています。
使用方法
- 固定電話や携帯電話から171に電話をかける
- 自動音声のガイダンスに従い、伝言を録音する場合は1をプッシュ
- 伝言を録音する電話番号を入力
- 30秒以内で音声メッセージを録音
重要なポイント
"あいたいよ"の法則
効果的な伝言を残すために、以下の5つのポイントを覚えておくと良いでしょう:
- あ:あなたの名前
- い:今どこにいるか(場所)
- た:誰と一緒か
- い:いたいところはないか(けが)
- よ:予告(今後の行動)
利用可能時期
通常は災害時のみ利用可能ですが、使い方を覚えるための体験利用が以下の期間に可能です:
- 毎月1日・15日(00:00~24:00)
- 正月三が日(1月1日0:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
補足情報
- 1つの電話番号につき20件まで伝言を登録できます
- Web版(災害用伝言板Web171)もあり、こちらは日本語、英語、中国語、韓国語に対応しています
- このサービスを利用することで、一般回線の混雑を緩和し、緊急通報(110番、119番など)がつながりやすくなります
災害用伝言ダイヤル(171)は簡単に使えるサービスですが、いざという時に慌てないよう、平時から家族で使い方を確認し、連絡用の電話番号を決めておくことが重要です。
188
消費生活相談窓口。買い物のトラブル
消費者ホットライン「188(いやや!)」は、消費生活に関するトラブルや困りごとについて相談できる全国共通の電話番号です。以下にその詳細を説明します。
概要
- 全国どこからでも3桁の電話番号「188」でつながります
- 最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してくれます
- 専門の相談員がトラブル解決を支援します
利用方法
- 「188」に電話をかける
- アナウンスに従って自宅の郵便番号を入力
- 地域の消費生活センター等につながります
相談内容例
- 悪質商法による被害
- 訪問販売・通信販売等の契約トラブル
- 産地偽装や虚偽広告などの不適切な表示に関するトラブル
- 安全性を欠く製品やサービスによる被害
相談受付時間
- 平日:9時00分から17時00分まで(相談窓口により異なる)
- 土曜・日曜・祝日:10時00分から16時00分まで(相談窓口により異なる)
- 年末年始(12月29日から1月3日)を除き、原則毎日利用可能
注意点
- 相談は無料ですが、ナビダイヤルの通話料がかかります
- IP電話など、一部の電話からはつながらない場合があります
解決支援の流れ
- 相談員が内容を聴取
- 解決のための助言を提供
- 必要に応じて、消費生活センター等での面談
- 事業者との交渉(あっせん)のサポート
- 適切な専門機関の紹介
消費者トラブルに遭った際は、一人で悩まず「188」に相談することで、専門家のサポートを受けながら問題解決に向けて取り組むことができます。
189
虐待など、児童相談所への連絡、相談
189番 - 児童相談所
189(いちはやく)は児童相談所虐待対応ダイヤルの全国共通番号です。以下にその詳細を説明します。
概要
- 児童虐待の通告や相談ができる全国共通の電話番号です。
- 24時間365日対応しています。
- 通話料は無料です。
利用方法
- 固定電話や携帯電話から「189」をダイヤルします。
- 発信地域の情報から最寄りの児童相談所に自動転送されます。
- 携帯電話からの場合は、オペレーターが地域を確認して転送します。
特徴
- 匿名での通告・相談が可能です。
- 通告・相談者の個人情報や内容の秘密は守られます。
- 虐待の確信がなくても連絡できます。
通告・相談内容
- 身体的虐待(殴る、蹴るなど)
- 性的虐待
- ネグレクト(育児放棄)
- 心理的虐待(言葉の暴力など)
- その他、子育ての悩みなども相談可能
虐待のサイン
子どもや保護者に以下のような特徴が見られる場合、虐待が疑われます:
- 子ども:不自然なアザ、衣服の汚れ、表情の乏しさなど
- 保護者:不衛生な家庭環境、子どもの健康や安全への無関心など
重要なポイント
- 虐待かどうかの判断は専門家に任せ、少しでも疑いがあれば連絡することが大切です。
- 早期発見・対応が問題解決につながります。
- 体罰は法律で禁止されており、しつけと称しても認められません。
189は児童虐待から子どもを守るための重要な窓口です。社会全体で子どもの安全を守るため、気になることがあれば躊躇せずに利用することが推奨されています。
#7119
救急相談センター
病気やけがをして、病院へ行くか救急車を呼ぶか迷ったとき相談
#7119(救急相談センター)は、急な病気やケガの際に、救急車を呼ぶべきか迷った時に利用できる電話相談サービスです。以下にその詳細を説明します。
概要
- 24時間365日対応の電話相談サービスです。
- 医師、看護師、相談員が対応します。
- 全国の多くの地域で利用可能ですが、一部未導入の地域もあります。
主な機能
- 救急相談
- 症状に応じた対処方法のアドバイス
- 救急車の利用の必要性の判断
- 医療機関案内
- 適切な医療機関の紹介
- 受診可能な時間帯の案内
利用方法
- 固定電話や携帯電話から「#7119」をダイヤルします。
- 一部のIP電話からは利用できない場合があります。その場合は各地域の専用番号を利用します。
相談内容の例
- 発熱、腹痛、頭痛などの急な症状
- ケガの程度と対処方法
- 夜間や休日の受診相談
メリット
- 不要な救急車の出動を減らし、真に緊急性の高い事案への対応を迅速化
- 市民の医療に関する不安の軽減
- 適切な医療機関の選択による医療資源の有効活用
注意点
- 明らかに緊急を要する場合(意識がない、呼吸が苦しいなど)は、迷わず119番に電話してください。
- 相談は無料ですが、通話料は利用者負担となります。
#7119は、市民の安心と適切な救急医療の利用を支援する重要なサービスです。急な病気やケガの際に、専門家のアドバイスを受けられる貴重な窓口として活用されています。
#9110
緊急ではない警察への相談に使用する
#9110 - 警察相談ダイヤル
#9110は警察相談専用電話で、以下のような特徴があります:
概要
- 犯罪や事故には至っていないが、警察に相談したい事案に対応する全国共通の短縮ダイヤルです。
- 電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口に自動的につながります。
相談内容
- ストーカー被害
- DV(ドメスティック・バイオレンス)
- 悪質商法被害
- その他、犯罪や事故に該当するか判断に迷う事案
利用方法
- 固定電話や携帯電話から「#9110」をダイヤルします。
- 一部のIP電話からは利用できない場合があります。
受付時間
- 平日の午前8:30から午後5:15まで(都道府県によって異なる場合があります)
- 土日・祝日および時間外は、当直または音声案内で対応します。
特徴
- 匿名での相談も可能です。
- 相談内容に応じて、専門の部署や担当者に引き継がれます。
- 必要に応じて、他の専門機関(法テラス、消費生活センター、児童相談所など)を紹介することもあります。
注意点
- 緊急の事件・事故の場合は110番を利用してください。
- 通話料は利用者負担となります。
#9110は、犯罪被害の未然防止や市民の不安解消に役立つ重要な相談窓口です。犯罪や事故に至る前の段階で相談することで、適切な対応や助言を受けることができます。
#9910
道路緊急ダイヤル
道路の異常を発見した場合に通報するための番号
#9910 - 道路緊急ダイヤル
24時間体制で、道路の異常(陥没、落下物、損傷など)を発見した際に通報するための番号です
#8139
ロードサービス(JAF)を呼ぶ
#8139(シャープ ハイサンキュー)の概要
- JAF(日本自動車連盟)のロードサービスを要請するための全国共通の短縮ダイヤルです。
- 携帯電話やスマートフォンから利用可能です。
- 24時間365日、いつでも利用できます。
利用方法
- スマートフォンや携帯電話から「#8139」をダイヤルします。
- JAFコールセンターにつながります。
- オペレーターにトラブルの内容や場所を伝えます。
- ロードサービスカーが手配されます。
サービス内容
JAFのロードサービスは以下のようなトラブルに対応しています
- バッテリー上がり
- パンク
- キー閉じこみ
- 燃料切れ
- 事故や故障でのけん引・搬送作業
特徴
- 24時間365日対応:いつでも救援要請に応じます。
- 全国どこでも対応:路上、自宅、駐車場など場所を問いません(一部離島を除く)。
- マイカー以外も対応:レンタカーや社用車、バイクにも対応します。
- 会員向けサービス:JAF会員は多くのサービスを無料で受けられます。
安全対策
JAFは救援作業時の安全を重視しています
- 危険な場所での作業は避け、安全な場所に移動してから作業を行います。
- 交通量の多い道路では、安全資機材を活用し、お客様に「安全ベスト」を着用してもらいます。
- 高速道路などでは「後方警戒車(者)」を配備して追突事故を防ぎます。
注意点
- #8139は JAF会員専用のダイヤルです。
- 非会員の場合は、一般の電話番号(0570-00-8139)を利用する必要があります。
- 一部のIP電話からはつながらない場合があります。
#8139を利用することで、JAFのロードサービスに迅速かつ簡単にアクセスできます。車のトラブル時には、この短縮ダイヤルを活用することをお勧めします。
#8103
性犯罪被害者相談電話
#8103(ハートさん)は、性犯罪被害者のための全国共通短縮ダイヤル番号です。以下にその詳細を説明します。
概要
- 性犯罪被害に遭われた方が相談しやすい環境を整備するために設置された電話相談サービスです。
- 24時間365日対応しています。
- ダイヤルすると、発信された地域を管轄する都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口につながります。
特徴
- 匿名での相談が可能です。
- 性別や年齢に関わらず利用できます。
- 相談内容の秘密は厳守されます。
- 各都道府県警察で専門の相談員が対応します。
利用方法
- 携帯電話やスマートフォンから「#8103」をダイヤルします。
- IP電話からは利用できない場合があるため、各都道府県警察の直通番号を利用してください。
注意点
- 緊急を要する場合は、110番通報をしてください。
- 土日・祝日および執務時間外は当直で対応します。
相談内容
- 性犯罪被害に関する相談
- 性暴力被害に関する相談
- その他、性犯罪に関連する悩みや相談
各都道府県の対応
各都道府県警察では、この相談電話に独自の名称をつけています。例えば:
- 東京都:性犯罪被害相談電話(ハートさん)
- 大阪府:性犯罪被害110番
- 福岡県:性犯罪被害相談電話「ハートさん」
代替番号
IP電話利用者のために、フリーダイヤル番号も用意されています:
0120-72-8103#8103(ハートさん)は、性犯罪被害者が安心して相談できる窓口として重要な役割を果たしています。被害に遭われた方やその可能性がある方は、躊躇せずに相談することをお勧めします。
#8000
小児救急電話相談
子どもの健康問題についてアドバイスを受けられます
#8000は小児救急電話相談のための全国共通の短縮ダイヤルです。以下にその詳細を説明します。
概要
- 子どもの急な病気やケガについて、保護者が医療機関を受診すべきかどうか迷った際に利用できる電話相談サービスです
- 経験豊富な看護師や小児科医が対応し、適切なアドバイスを提供します
利用方法
- 固定電話、携帯電話から「#8000」をダイヤルします
- ダイヤル回線、IP電話、インターネット電話からは各都道府県の専用番号を利用します
対応時間
- 都道府県によって異なりますが、主に夜間や休日に対応しています
- 例:
- 大阪府:19時から翌朝8時まで(365日)
- 福岡県:平日19時から翌朝7時、土曜12時から翌朝7時、日祝7時から翌朝7時
相談内容
- 発熱、下痢、嘔吐、けいれんなどの急な症状
- ケガに関する相談
- 受診のタイミングや家庭での対処法についてのアドバイス
注意点
- 診断や治療は行えません
- 明らかに緊急を要する場合は119番を利用してください
- 通話料は利用者負担です
- 相談内容は録音される場合があります
メリット
- 保護者の不安軽減
- 不要な救急受診の抑制による医療機関の負担軽減
- 適切な医療機関の受診や家庭での対処法の助言
#8000は子どもの急な病気やケガに対する保護者の不安を軽減し、適切な対応を支援する重要なサービスです。ただし、重症の場合や明らかに緊急を要する場合は、迷わず119番や医療機関を受診することが大切です。
#8008
DV相談電話
これらの緊急電話番号を知っておくことで、様々な緊急事態に適切に対応することができます。緊急時以外の利用は避け、本当に必要な人が迅速にサービスを受けられるようにすることが重要です。
#8008(ハレレバ)は、DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者のための全国共通の短縮ダイヤルです。以下にその詳細を説明します。
概要
- 配偶者等からの暴力に悩んでいる方が、最寄りの相談機関に簡単につながるためのサービスです。
- 内閣府男女共同参画局が実施しています。
利用方法
- 固定電話や携帯電話から「#8008」をダイヤルします。
- 発信地等の情報から最寄りの相談機関の窓口に自動転送されます。
- 直接相談機関の担当者と話すことができます。
特徴
- 24時間365日利用可能です。
- 匿名での相談が可能です。
- 相談内容の秘密は厳守されます。
- 各地域の専門の相談員が対応します。
注意点
- 通話料がかかります(一般の固定電話にかけた場合と同じ)。
- 相談は各機関の相談受付時間内に限られます。
- 一部のIP電話からは利用できない場合があります。
相談内容
- 配偶者や恋人からの暴力(身体的、精神的、経済的、性的暴力など)
- DV被害に関する相談
- 緊急時の避難先の相談
- 法的支援に関する情報提供
補足情報
- DV相談+(プラス)というサービスも併せて提供されており、こちらは24時間対応の電話相談、SNS・メール相談、外国語対応などが可能です。
#8008(ハレレバ)は、DV被害者が安心して相談できる窓口として重要な役割を果たしています。被害に遭われた方やその可能性がある方は、躊躇せずに相談することをお勧めします。