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褒め方叱り方
褒めるのと叱るのどちらが得意ですか?
褒めるって、沢山ありすぎて疲れませんか?いままで、褒めて育てましょう、自己肯定感を上げましょうと書いてきましたが、褒められて育ってないと褒めるって思いつかないんですよね。
私は、母子家庭で、母は仕事が忙しく「はやくしなさい」「あとでね」「いまは忙しい」といつも言われていて、褒められた記憶がありません。一人っ子だったため、なるべく一人で遊び、母に話しかけず、いつも顔色を伺ってきました。
保育士をしていたから、保育雑誌の中の褒め方や、先輩、同僚、後輩の褒め方を見て、そんな事も褒めるんだ、と日々勉強してきました。
後輩の中にとても褒めるのが上手な人がいました。なんでも「すごい」「上手」「かっこいい」「かわいいね」「そんなことができるの」と笑顔で、どんどん褒めます。子ども達も私もその保育士にはメロメロでした。
その保育士に、どうしてそんなに褒めることができるのか聞くと、子どもの長所を理解してあげ、長所を見つけるために、子どもをじっくり観察し見守ることが大切だと言っていました。
短所は目につきやすいものですが、子の個性をマイナスの面からしか見ることができないのは、とてももったいないと。何か不得意なことがあっても、ひとつの個性としてプラスの面から見てとらえることで、短所も裏を返せば長所として見られるのだということがわかるそうです。
たとえば、「しつこい」「あきらめがわるい」という短所があったとして、それはマイナスの面からみた状態のことであって、プラスの面からみてみると「粘り強い」という長所としてとらえるそうです。
個性をマイナスの面からとらえてしまうとすべてが悪く見えますよね、大人が望むことが子どもの長所ではない、ということ。
日々の生活の中からお子さんの長所を見つけ、伸ばしてあげたいですね。
お子さんの好きなことが、お子さん自身の未来の可能性を広げ、個性を高めていくことに繋がることが多いため、お子さんが何が好きなのか、何に夢中になっているのかをじっくり観察し、子どもが取り組みたいと思ったものを尊重してあげることができるといいですね。そうすることで、褒めくことがたくさん見つかると思います。
叱ると怒るって違うと知っていましたか?
「叱る」は相手のために、何故このようなことが起きたのか?とか、今後同じような失敗や過ちを起こさないためにはどうするべきか?という視点で話します。
相手の間違いを正すため、通常よりも強い口調で注意や指摘をすることです。
「怒る」は自分の怒りの感情を発散させること、腹を立てること、不快なことがあって気分を害した時にその感情をあらわにする様子を指します。
褒めるのが上手だった後輩は、叱るのも上手でした。
1才児でまだあまり言葉もわからない子も、6歳児にも同じように声を荒げず、淡々としてはいけない理由を丁寧に説明し、喧嘩の時は、両方の意見を聞いて、どちらが悪いと言う話ではなく、喧嘩をしないで解決できないかを説明してあげていました。
時間はかかるし、話し合いの間、他の子達は待っていないといけないのですが、他の子達もその保育士が大好きだったため、叱るのをだまって見ていました。
アンガーマネジメントと言う言葉を聞いたことがありますか?
色々な本やブログを読みましたが、この解説が一番わかりやすかったので、載せさせていただきます。
https://conobas.net/blog/education/2286/
怒りかたも親の影響を受けます。
自分が怒られた言葉、言い方、声の大きさ親そっくりに怒ります。
自分が嫌だった怒られかたは、ぜったいしないと心に誓っていても、頭と心が覚えていて、親と一緒の怒り方をします。
私は、怒ってばかりで、褒めることもできず、だめな母親だ、親失格だと考えているお母さんはいませんか?私も同じです。多かれ少なかれ皆同じです。
楽しそうな親子を見るたびに落ち込まなくて大丈夫です。そんなのは幻想です。
私は、毎晩寝る前に、今日あった楽しかったことを思い出すようにしています。ですが、怒りにまかせて怒ってしまった日は、後味が悪いものです。みんなそんな夜があると思います。
怒ることで子どもを傷つけたり、自分が後悔したりしないようにしたいものですね。怒りを我慢するのではなく、感情をコントロールして上手に怒る方法を身につけ、子育てを楽しみましょうね。